自宅で筋トレするのに可変式ダンベルが欲しいけど、スクリューシャフト式とブロック式が気になってます。実際の使用感とか知りたいです。
自宅でトレーニングするなら、重量が変えられる可変式ダンベルはおすすめのアイテムです。
ある程度自重トレを続けている方なら、やはりダンベルを使ったトレーニングを検討されると思います。ただ、いくつか種類があるので、どれが良いのか迷いますよね。
そこで本記事では、実際に僕が使っているスクリューシャフト式とブロック式ダンベルについて、ポイントごとに比較レビューしてみたいと思います。
可変式ダンベルの種類
可変式ダンベルは主に3種類ありまして、特徴をざっくりまとめました。
コストではスクリュー式、重量変更の手軽さではダイヤル式かブロック式です。
いろいろ検討した結果、僕が使っているのはこの2つです。
スクリュー式
ブロック式 これの40kg✕2セットです。
スクリュー式を買ってしばらくしてからブロック式を買い、種目によって使い分けてます。
どちらもメリット・デメリットがあるので、その点も含めて比較しました。
スクリューシャフト式とブロック式ダンベルの比較レビュー
大きく3つのポイントで比較してます。
家トレする際のアイテムとしてはこの3つは重要かと。
✔ 使いやすさ
✔ コンパクトさ
✔ 耐久性・安全性
最後に重量の正確さも比較してます。
それぞれのポイントで項目ごとに比較していきます。
使いやすさ
これが一番重要でしょうか。
ストレスなく使えるかどうかで、トレーニングの捗り具合が変わってきますので。
1.グリップ
- スクリュー式 ◯
- ブロック式 ◯
スクリュー式
シャフトの直径は28mmで滑り止めのローレット(滑り止め)加工がされてます。
なので、素手でも滑りにくいです。
ただ、個人的には28mmは少し細いかなという印象があり、リストストラップを巻いて使用することが多いです。
ブロック式
グリップはやや太めで中央が少しふくらんだ形をしてます。
表面はラバー加工っぽく、滑ることはないです。
ただ、両側に棒がついているので、リストストラップを巻くのは難しいです。
使うならグローブタイプになるかと思います。
2.動作性
- スクリュー式 ◎
- ブロック式 △
スクリュー式
グリップ部分の周りは余裕があるので、手首が自由に動かせます。
プレートも円形なので、ダンベルカールやプレス系、レイズ系とあらゆる種目に対応できます。
一つのダンベルを両手で持つ種目もプレート面を持てば対応できます。
動作中シャフトの長さ(40cm)は、そこまで気にならないですね。
ブロック式
両脇に棒があるため、手首の可動が若干制限されます。
ダンベルカール、サイドレイズなどは少しやりづらいかも。
グリップ以外に持つところがないので、一つのダンベルを両手で持つ種目は難しいです。
3.重量変更
- スクリュー式 △
- ブロック式 ◎
スクリュー式
プレートを交換するために、ナットを外す必要があります。
クルクル回してプレートを外して付け替える作業を、左右で合計4箇所。
これは非常に手間がかかり、面倒です。
解決策としてはクリップ式のダンベルカラーを使う方法があります。
代わりにこれを使うことでクルクル回す手間が省けますが、プレート交換は必須です。
ブロック式
こちらは、ピンの抜き差しだけで重量変更が可能です。
プレート側面に重量が記載されているので、その位置にピンを差して引き上げるだけです。
非常にラクに素早くできるので、ストレスなくトレーニングができます。
4.重量の設定幅
- スクリュー式 ◯
- ブロック式 △
スクリュー式
一般的なダンベル用のプレートは1.25、2.5、5.0kgの3種類があり、これを組み合わせることによって細かな重量設定ができます。
例:1個30kgのダンベルの場合
プレート:1.25kg✕2、2.5kg✕2、5.0kg✕4
シャフト:約2.0kg✕1
ナット(2個)
さらにプレートを買い足すことができるので、設定できる重量を増やすことができます。
ブロック式
メーカーによって多少異なりますが、大ざっぱに4kgごとの設定です。
本体に格納されているウェイトを外すことで設定重量の前後0.5キロの調整が可能ですが、僕は差しっぱなしで使ったことがありません。。
5.オンザニー
オンザニーとは、ダンベルを太ももの上に置くことです。
ダンベルベンチプレスなどでスタートポジションに持っていく前準備としてこの動作をします。
- スクリュー式 △
- ブロック式 ◎
スクリュー式
スクリュー式だと中心にシャフトがあるので、どうしても太ももに当たります。
これを避けるために中心をずらして載せるとか、大きいプレートを外側につけたりしましたが、
重量が重くなると不安定になるので、ちょっとストレスでした。
ブロック式
どの重量でもプレートの横は平面なので、問題なくオンザニーができます。
平面で広い面積なので、重い重量でも安定感があります。
6.拡張性
- スクリュー式 ◎
- ブロック式 △
スクリュー式
ほとんどのメーカーはプレートを単体で販売しているので、プレートの買い足しによって重量設定の幅を広げることができます。
ちなみに、一般的にシャフト径28mmを採用しているメーカーが多いので、他社のプレートでも付け替えることができます。
また、プレートはバーベルとして使うこともできるので、群を抜いて拡張性は高いです。
ブロック式
基本的に購入時から重量アップなどの拡張はできないケースが多いです。
僕が購入したクイックダンベルは追加プレートが別売りしているので重量の追加が可能ですが、その他にプレート別売りしているメーカーは見当たらなかったです。
コンパクトさ
自宅に置くので、コンパクトに収まるかどうか。
1.大きさ比較
- スクリュー式 ◯
- ブロック式 ◯
スクリュー式
シャフトの長さ(40cm)は変わらないので横幅は一定ですが、軽い重量であればプレートも小さくなるので見た目はかなりコンパクトになります。
逆にMAX30kgになるとプレート4枚になるので、結構ボリューム感があります。
ブロック式
プレート枚数によって、全体的に大きさが変わります。
最小(本体のみ)だとこれくらい
最大だとこの大きさです。横幅は37cmですが四角形なので迫力はあります。
2.保管スペース
- スクリュー式 △
- ブロック式 ◯
スクリュー式
すべてプレートをセットした状態であれば変わらないですが、プレートを外した状態にしておくと、その分保管スペースが必要です。
プレートを散らかしておくとつまずいたりして怪我のもとになるので、きちんと保管しましょう。
ブロック式
基本、プレートを重ねて保管すれば保管スペースは一定になります。
なので、プレート分以上のスペースは考えなくても大丈夫です。
耐久性・安全性
長く使えるか、なにより安全に使えるか。
1.耐久性
- スクリュー式 ◯
- ブロック式 ◯
スクリュー式
使用できなくなるような致命的な破損や故障のリスクは少ないと思いますが、強いていえばこんなところでしょうか。
✔ プレート、シャフト・・塗装が剥げる、錆びる
✔ プレートカバー・・ゴムが劣化する
✔ ナット・・滑り止めのゴムが外れやすい
約2年使ってますが目立ったサビや塗装の剥がれはないです。
ナットを回すときにシャフトと擦れて、メッキが剥がれて粉が出ることはあります。
ブロック式
本体はプラスチック製ですが、シンプルな作りのため普通に使っていれば壊れる可能性は少ないと思います。
唯一壊れそうなところはピンでしょうか。
素材はプラスチックで、折り曲げようとすると簡単に折れそうです。
ピンが壊れると使い物にならなくなるので、慎重に取り扱いする必要ありです。
2.安全性
Q.落としても大丈夫?
どちらも落としたら床に傷がつくとか、振動はあるでしょう。
基本的にダンベルを使うなら、トレーニングマットを敷いて使った方が良いです。
また、足に落としてしまったら怪我につながりますので、室内用のシューズを履くなど怪我防止の対策はとりましょう。
Q.振り回しても大丈夫?
- スクリュー式 ◯
- ブロック式 △
スクリュー式
これはスクリュー式の方が安心感はあります。
シャフトにネジが切ってあり、ナットを回して固定するので、多少ナットが緩んでもプレートが落下する可能性は非常に少ないです。
ブロック式
ブロック式はピンで支えているだけなので「プレートが落ちるかも」と不安かと思います。
実際は逆さまにしても落ちる様子はないです。
が、過度に揺らしたりピンが抜けるような振動があった場合はリスクはあると思います。
どちらのダンベルを使うにしても、自宅で振り回すような種目はやらない方がいいです^ ^
重量の正確さ
- スクリュー式 ◎
- ブロック式 △
スクリュー式
MAX30kgに設定して測ってみました。ほとんど誤差がないです。
ゴムカバー分だけ少しプラスですかね。かなり優秀です。
ブロック式
こちらは31.0kgの設定です。表示重量より800g重いです。
そもそも、本体自体が設定より重いです。(4.0kg設定→4.6kg)
これをプラスと捉えるか、マイナスと捉えるかですが、筋力アップを目指しているならプラスでしょう。
まとめ
今回は、スクリュー式とブロック式ダンベルの比較レビューをしました。
スクリュー式がおすすめな方
- 動作性(取り回し)を重視される方
- プレート交換が問題ない方
- バーベル、EZバーでの利用など拡張の考えている方
- よりコスパ重視の方
ブロック式がおすすめな方
- 手軽に重量変更したい方
- 保管スペースが気になる方
- オンザニーを重視される方
どちらも利用してますが、それぞれメリットがあって重宝してます。
環境やトレーニングの目的に応じて、選んでいただければと思います。
スクリュー式
ブロック式