本記事では、僕が購入したリーディングエッジのインクラインベンチについて、2年間使用して分かったメリット・デメリットやインクラインベンチの効果的な使い方5種目を紹介します。
自宅でトレーニングをしたいと考えている方、インクラインベンチの購入を検討されている方などに参考になればと思います。
リーディングエッジ/インクラインベンチの概要
商品スペック
LEADING EDGE マルチポジション トレーニングベンチ(LE-B80)
- サイズ(使用時):幅54×長さ125×高さ42-123cm シート厚5cm+補強フレーム3cm
- 重量:約18kg
- 耐荷重:300kg ※750kg重量で3分間の荷重を行い、変形などが無いことを確認済
- フレーム素材:スチール
- 原産国:中国製
Amazon商品ページより
サイズ感
個体差があるのか、採寸方法の違いなのか分かりませんが、実寸は若干相違があります。
実寸だと、シートの厚みは7cm、高さは41.5cmくらいです。誤差の範疇でしょうか。。
その他はほぼ記載されているサイズ通りです。
角度調整
背面は6段階(フラット含む)、座面は3段階の角度調整が可能です。
他のベンチと比べると角度のバリエーションは多くないかも。
90°(直角)はあえて設定していないらしいです。
特徴
3点支持構造というのが特徴です。
角度変更はこの部分を操作するのですが、使い勝手は良いです。
購入に至った経緯
実は以前にフラットベンチを購入してました。
これはダンベル20キロ✕2セットと込みで10,000円くらいの価格だったのでコスパいいなと思ったんです。
ところが、ベンチは不安定でダンベルもポリ製で異様にデカくて使いづらいと。
で結局インクラインベンチに買い替えて、ダンベルもシャフト式(30kg✕2セット)を買いその後ブロック式ダンベル(41kg✕2セット)を買って現在に至るって感じです。
リーディングエッジのインクラインベンチにした理由はこの3点です。
- 値段が手頃(当時10,000円くらい)
- 横幅が広め(27cm)
- 耐荷重300kgで安定感がありそう
使っていたフラットベンチがガタガタと不安定で、横幅も25cmと若干狭めだったので、そことコストのバランスを踏まえて購入した記憶があります。
フラットではなくインクラインにしたのは、単純に「大は小を兼ねる」からです(笑)
でも結果的にインクラインにして正解でした。
使ってみてわかったメリットとデメリット
メリット
実際に使用して感じたメリットはこの5つです。
- 安定感バツグン
- 角度変更が簡単
- 横幅がちょうどいい
- クッション性がよい
- フラットでも使いやすい
安定感バツグン
これ、最大のメリットです。
ダンベルペンチプレスで寝っ転がったときや起き上がるときに、左右のグラつきや揺れるようなことがないです。耐荷重300kgは必要ということですね。
30kg✕2くらいのダンベルを扱うくらいなら全然問題ないので、安心感があります。
角度変更が簡単
座面の角度変更
・ピンを引っ張って差し込む穴を変えるだけ。
背面の角度変更
・フラット時は3点支持の状態。
・角度を付けるときは支柱を折りたたんでフックに引っ掛けるだけ。
ワンタッチで角度変更ができるのは他のインクラインベンチでもほぼ同様だと思いますが、この構造は便利ですね。
横幅がちょうどいい
シートの横幅27cmは他のベンチと比べて広めの方だと思います。
買って失敗したフラットベンチは横幅25cmで差が2cmですが、体感はかなり違います。
これ以上広いと、ダンベルベンチの際に肩が可動しづらくなるかも。
僕の体格(176.5cm 69kg)だとこの横幅がベストです。
クッション性がよい
シートの硬さというか反発力と厚みのバランスが良いのか、座面に座ったときもフラットで寝た状態でもクッション性がよいです。
沈み込んだり、凹んで形状が戻らないこともないのでシートの耐久性も高いと思います。
フラットでも使いやすい
3点支持のおかげか、安定感があります。
また、背面と座面の隙間が4cmしかないので、フラットベンチとほぼ同様の感覚で使えます。
隙間を少なくするために、90°の角度は排除したらしいです。
デメリット
デメリットを挙げるとするとこの3点です。
- 収納はちょっと面倒
- デクラインがやりにくい
- 直角にできない
収納はちょっと面倒
一応折りたたむことは可能ですが、移動するためのキャスター(ローラー)はないです。
なので、使うたびに収納するとなるとちょっと面倒かなと。
スペースを作って置きっぱなしにするなら問題ないです。
デクラインがやりにくい
これは僕の中では唯一の改善ポイントですね。
デクライン(座面より背面の角度がマイナスの状態)時に足をかけるところがないので、足を踏ん張りづらいです。
なので、デクライン時はあまり高重量でやると起き上がりづらく、バランスも崩しやすいので注意する必要があります。
むしろ足はベンチに上げたほうがデクラインはやりやすいかも。
直角にできない
ショルダープレスをやる際に、背面を直角にする方が多いかと思いますが、このベンチは最大70°までとなってまして直角(90°)には対応してません。
ただ、70°でも座ってみるとほぼ直角に近い感覚なので、個人的にはあまり気にしてません。
インクラインベンチの効果的な使い方5種目
インクラインベンチならではの5種目です。
この5種目で上半身はほぼ鍛えることができます。
インクラインベンチプレス
主に大胸筋上部を鍛える種目です。
あまり角度を付けると肩に効いてくるので、僕の場合は30°がちょうどいいです。
インクラインダンベルカール
上腕二頭筋を鍛える種目です。
インクラインベンチで角度を付けることで通常よりもストレッチがかかり、より効果的に鍛えることをができます。
インクラインダンベルローイング
広背筋を鍛える種目です。
反動が使えない分、より背中に効きやすいです。
インクラインサイドレイズ
三角筋を鍛える種目です。これは山本先生の動画で知りました。
ダンベルショルダープレス
肩の基本種目ですが、背面に背中をつけることで肩の動きを意識しやすいです。
同価格帯のインクラインベンチ
同価格帯で評価が高いのはこの3つでしょうか。
スペック的にはFITMATEのベンチが良さそうですが、他の2つも安定感がある作りなので迷いますね。
BARWING(バーウィング)トレーニングベンチ(BW-DC04)
YouTenオリジナルインクラインベンチ
これも 耐荷重300kgです。角度調整はなんと40段階(座面5✕背面8)
FITMATEトレーニングベンチ
これは耐荷重400kg。デクライン用に足の支えがあり、腹筋の種目も捗りそうです。
まとめ
今回はリーディングエッジ/インクラインベンチをレビューしました。
メリット・デメリットはこんな感じです。
メリット
- 安定感バツグン
- 角度変更が簡単
- 横幅がちょうどいい
- クッション性がよい
- フラットでも使いやすい
デメリット
- 収納はちょっと面倒
- デクラインがやりにくい
- 直角にできない
結論として、僕にとってはかなり満足度の高いベンチです。
デメリットも収納以外はそこまで致命的な欠点ではないので、収納せずに使うならこのベンチはおすすめできます。
もしフラットベンチと迷っているなら、価格もそこまで差はないですし最初からインクラインベンチを買ったほうが後悔せずに済むと思います。
また、ベンチとセットでダンベルも検討されている方には僕が購入したダンベルの比較レビューがありますので、こちらも参考にしていただければ。