ロードバイクを始めたばかりだけど、ロングライドに行くときってどんな装備やアイテムが必要かな?気をつけたいポイントも知りたいです。
本記事ではそんな初心者の方向けに、ロングライドに行くときに気をつけたいポイントを踏まえて、僕が実際に購入した装備5つとアイテム5つの計10選について解説します。
ちなみにロングライドってどのくらいの距離のことを指すのか、明確な定義はないです。僕の経験上、最初のうちは途中で休憩を挟み、お昼時間も考慮すると1日100kmくらいが妥当なところだと思いますので、100km前後の距離をロングライドとしてイメージしてます。
ロングライドの装備・アイテムで気をつけたいポイント
ロングライドに行くときに気をつけたいポイントは3つです。
- 安全性の確保
- 疲労の軽減
- 荷物の軽量化
安全性の確保
ロードバイクは普通のママチャリなどと比べて、かなりスピードが出ます。路面状況によっては転倒リスクもあります。そのため、ロングライドに限らず身を守るための最低限の装備は整えましょう。
疲労の軽減
ロングライドで一番気をつけたいのが疲労の軽減ですね。ロードバイクに長い時間乗っていると、手がしびれてきたり、お尻が痛くなってきたり、足が疲労してきます。普段運動をしていないと余計に疲れます。
楽しくロングライドを完走するためにも、極力カラダの負担を減らす準備をしていきたいですね。
荷物の軽量化
これも疲労の軽減につながりますので、気を使いたいところです。特に勾配のきついコースだと影響が大きいです。
ロングライドで必要な装備(身につける物)
まずは装備(身につける物)を5つ紹介します。
1:ヘルメット
ヘルメットは法的には着用義務はありません。ですが、基本的にロードバイクは公道を走りますし、万が一事故があった際に頭部へのダメージを軽減してくれるので、ヘルメットは着用した方がよいと思います。
(児童又は幼児を保護する責任のある者の遵守事項)
第六十三条の十一 児童又は幼児を保護する責任のある者は、児童又は幼児を自転車に乗車させるときは、当該児童又は幼児に乗車用ヘルメットをかぶらせるよう努めなければならない。
※児童(六歳以上十三歳未満の者をいう。)※幼児(六歳未満の者をいう。)
(道路交通法より引用)
ヘルメットは13歳未満の子供に対して着用の努力義務がありますが、大人に関しては法律的な義務はありません。
ヘルメットはさまざまな形状のものがありますが、自分の頭にフィットするものを選ぶことが大事です。また、(財)製品安全協会が定めた認定基準を満たしたSGマーク(Safety Goods)のあるものが安心かと思います。
2:ウィンドブレーカー
これは季節問わず、持っておきたいです。高低差のあるコースの場合、登りは汗を掻くくらい暑くなりますが下り坂に入った途端にスピードが出て一気にカラダが冷えます。
そんなときに薄手のウィンドブレーカーが1枚あると便利です。また、風が強かったり突然の雨のときなどにも役に立ちます。
折りたたみができて、コンパクトに収納できるタイプがおすすめです。
3:パット付きパンツ
amazonより
個人差があると思いますが、僕の場合50km走ったくらいからお尻が痛くなり始めます。。
なので、ロングライドで朝から夕方まで走るようなときは必需品ですね。
ビブショーツのようなサイクルパンツじゃなくて、写真のようなインナー用のパット付きパンツもありますので、街乗りスタイルでも違和感なく履けます。
4:サングラス
amazonより
単純に紫外線から目を保護するだけではなく、向かい風の風圧や不意に虫が飛んできたりしたときにも保護してくれます。僕はこのように交換レンズ付きのスポーツサングラスを使ってますが、天候によってレンズ交換ができるので割と便利です。
5:グローブ
amazonより
素手でハンドルバーを握る方もいらっしゃると思いますが、クッション付きのグローブがあると手のしびれを軽減してくれます。また、汗で滑るのを防止したり、万が一転倒したときに手を保護してくれるので、初心者の方はグローブをすることをおすすめします。
生地の厚さが違うので、春夏用と秋冬用で揃えておくと便利です。
ちなみに、スマホが操作できるタイプのグローブを買いましたが、感度が悪く毎回外して操作しなければならないのがデメリットですね。
ロングライドで必要なアイテム
6:ライト(必須アイテムです)
ヘッドライトとテールライトの2つ必要です。
ヘッドライト
テールライト
ライト(灯火)は道路交通法施行令で次のように定められてます。
第十八条 車両等は、法第五十二条第一項前段の規定により、夜間、道路を通行するとき(高速自動車国道及び自動車専用道路においては前方二百メートル、その他の道路においては前方五十メートルまで明りように見える程度に照明が行われているトンネルを通行する場合を除く。)は、次の各号に掲げる区分に従い、それぞれ当該各号に定める灯火をつけなければならない。
(一~四は割愛)
五 軽車両 公安委員会が定める灯火
ロードバイクは軽車両に該当するため、夜間走行時には公安委員会が定める灯火が義務付けられてます。
都道府県ごとに条例が定められていますが、この基準が満たされていればOKです。
前照灯の色:白色または淡黄色
前照灯の明るさ:夜間、前方10メートルの距離にある交通上の障害物を確認することができること。
尾灯の色:橙色または赤色
尾灯の明るさ:夜間、後方100メートルの距離から点灯を確認することができること。
この基準を満たす明るさの最低ラインの目安は、300ルーメンです。
ただし、走行速度によって必要な明るさも変わるので夜間走行を予定している方は、ライト選びは十分注意してください。
ライトもいろんな種類がありますが、僕はUSB充電タイプを選びました。
どちらも1,000円程度の値段ですが4〜5時間はもつので、必要な時間帯だけ使うなら十分だと思います。
7:ベル(必須アイテムです)
amazonより
自転車のベル(警音器)は設置義務があります。
(警音器の使用等)
第五十四条 車両等(自転車以外の軽車両を除く。以下この条において同じ。)の運転者は、次の各号に掲げる場合においては、警音器を鳴らさなければならない。
一 左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上で道路標識等により指定された場所を通行しようとするとき。
二 山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等により指定された区間における左右の見とおしのきかない交差点、見とおしのきかない道路のまがりかど又は見とおしのきかない上り坂の頂上を通行しようとするとき。
2 車両等の運転者は、法令の規定により警音器を鳴らさなければならないこととされている場合を除き、警音器を鳴らしてはならない。ただし、危険を防止するためやむを得ないときは、この限りでない。
(道路交通法より引用)
ベル(警音器)を鳴らす場合は上記の場合のみで、例えば歩行者に対して鳴らすのはNGということになります。
とはいえ、設置義務はあるのでロングライドに限らず、ロードバイクを購入したらベルは設置しておきましょう。
8:鍵
ロングライドだと荷物はなるべく減らしたいので、非常に軽いワイヤーロックを検討されている方もいるかと思いますが、100均のニッパーなどで簡単に切断されてしまうため、盗難防止の観点からはあまりおすすめできないです。
僕はU字ロックとワイヤーケーブルの組み合わせをおすすめします。
詳細はこちらの記事をどうぞ。
9:ボトルゲージ・ボトル
これはロードバイクを購入したらほとんどの方が付けているのではないでしょうか。
こまめな水分補給は大事ですので、まだ取り付けていない方は最低1つは準備しましょう。
2つ取り付けて、1つはツールボックスを収納するのもいいですね。用途に合わせて選んでいただければよいかと思います。
10:修理工具
万が一、パンクやメカトラブルが起こってしまったときのためにあったら安心ですね。
- 六角レンチ
- タイヤチューブ
- CO2ボンベ or 簡易空気入れ
これらは必ずしも人数分必要ではないので、2人以上で走るなら分担して持つのもよいかと思います。
まとめ
- 安全性の確保
- 疲労の軽減
- 荷物の軽量化
1:ヘルメット
2:ウィンドブレーカー
3:パット付きパンツ
4:サングラス
5:グローブ
6:ライト(必須アイテムです)
7:ベル(必須アイテムです)
8:鍵
9:ボトルゲージ・ボトル
10:修理工具
最初のうちは、あれもこれもとなりがちですが、今回はロングライドに必要な装備・アイテムを10個厳選して紹介しました。
まずはこの10選を参考にしていただいて、季節やコースによってアレンジしていただけばと思います。