ロードバイク乗り始めなので、道路を走るときの交通ルールが知りたいです。あと、ロードバイクってクルマからしたら邪魔なのかな。。
僕もママチャリなどの自転車に乗っているときは交通ルールってあまり意識しなかったのですが、ロードバイクに乗り始めのときって交通ルールが気になって調べました。
交差点の右折はどうするかとか、車道走るべきか歩道もOKなのか等。
それにクルマと並走することも多いので、運転手に邪魔だなって思われてるのかなって気になったりもします。
そこで今回はロードバイク乗り始めの方へ、自転車の交通ルールとクルマに邪魔者扱いされない走行時のマナーを解説します。
ちなみに僕はドライバー歴18年、オートバイ歴5年、ロードバイク歴2年ちょっと。
それぞれの立場を踏まえてお伝えします。
なお、交通ルールについては下記サイトを参考にしております。
車道・歩道を走る時のルール
まずはこの3つを知っておきましょう。
✔ 自転車は車道が原則、歩道は例外です。
✔ 車道は左側を通行しましょう。
✔ 歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行しましょう。
自転車は車道が原則、歩道は例外です。
ママチャリなどを乗っている方だと、もしかしたらピンとこないかもしれません。
道路交通法では、自転車は軽車両なので車道を走るのが原則となります。
歩道を走ってもよいケースはこのような場合です。
- 標識で指定された場合
- 運転者が13歳未満の子供や、70歳以上の高齢者、身体の不自由な方
- 車道や交通状況からやむを得ない場合
例:道路工事や連続駐車で通行が困難な場合
著しく交通量が多く、かつ車道の幅が狭いなどで接触事故の危険がある場合
なので、基本は車道ですが、標識指示や接触事故の危険がある場合は歩道も走行可能です。
これは、ママチャリでもロードバイクでも同じです。ロードバイクだからといって、無理して車道を走らなければならないということはないです。
車道は左側を通行しましょう。
たまに対向車線(車道の右側)を自転車で走っている方がいますが、これはNGです。
事故の危険性もあるので注意しましょう。
歩道は歩行者優先で車道寄りを徐行しましょう。
標識で歩道を走行可能だとしても、歩道は歩行者が優先です。
ロードバイクはスピードが出ますので、歩道を走る際は歩行者に十分注意しましょう。
安全に関するルール
主な安全に関するルールです。
✔ 夜間はライトを点灯しましょう。
✔ 信号を守りましょう。
✔ 交差点では一時停止と安全確認をしましょう。
✔ 子供はヘルメットを着用しましょう。
ライトの点灯、信号を守る、交差点での安全確認はクルマなら当たり前のことですが、自転車だとルーズになりがちです。
自転車も軽車両だという認識を持つことが大切ですね。
また、ヘルメットの着用義務は法的には13歳未満の子供が対象となってます。
ただ、ロードバイクで走るなら安全性を踏まえてヘルメットは着用したほうがよいと思います。
併せて、自転車保険についても一部都道府県では条例で加入義務がありますので、ご存じなかった方はこちらの記事もご覧いただければと思います。
禁止事項
✔ 飲酒運転は禁止です。
✔ 二人乗りも原則禁止です。※注
✔ 並進は禁止です。
※注 16歳以上の運転者であれば幼児用座席を設けた自転車に6歳未満の幼児1名に限り同乗可。さらに幼児1名を子守バンド等で背負って運転も可。また、幼児2人同乗用自転車なら6歳未満の幼児を2名同乗可。その場合は背負うのはNG。
飲酒運転や(幼児を除く)二人乗りの禁止は当たり前かと。
並進は道幅が広いとやりがちかなと思いますので、気をつけましょう。
交差点でのルール
気になる交差点のルールです。2つピックアップします。
交差点では2段階右折です。
信号の有無に関わらず、右折するときは2段階右折がルールとなります。
一時停止標識のある交差点の場合
信号機のある(歩行者用信号機・自転車横断帯のない)交差点の場合
左折レーンがある時の走行は?
左折レーンがある道路で直進するときは、どこを走ればよいでしょうか?
「左折レーン」を走行して直進するのが正解です。
一瞬迷うと思うので、これはしっかりと覚えておいたほうがよいと思います。
クルマを運転される方も、知っておきたいところです。
走行時のマナー
最後は走行時のマナーについてです。
車道を走るロードバイクはクルマからどのように見られているのか、安全かつスムーズに走るためのマナーについて紹介します。
ロードバイクは邪魔もの扱い?
車道を走るロードバイクはクルマから見たら邪魔でしょうか。
自転車専用レーンがあったり、道幅が広ければそんなに問題ないですが。。
僕はロードバイクとクルマの両方乗るので、それぞれの立場で考えてみます。
クルマ目線で言えば。
邪魔というより「事故の可能性」を感じて危ないと思う気持ちが大きいかと。
特に狭い道路とか、急な上り坂、下り坂など。
目の前で転倒しないか、急にふらついたりしないか、追い越し時に接触しないか、など。
ホントはサクッと抜いてしまいたいけど、対向車線の状況などで思うように抜けない。
抜いたと思ったら渋滞や信号待ちで、またロードバイクに抜かれる。
そのような状況が重なって、「邪魔だな」と感じるのでしょう。
ロードバイク目線で言えば。
ちゃんと車道の左側走ってるし、遅けりゃ抜いていけばいいのにとか。
そもそも自転車は車道を走るものだから、ルールを守ってればとやかく言われることはないとか。
車道はクルマはもちろん、ロードバイク以外の自転車(ママチャリなど)や原付、オートバイも走ってます。
自分中心で考えてしまうと、思わぬトラブルや揉め事を起こしかねないです。
それぞれが交通ルールを守ることを前提として、お互いの気配りが大事かなと。
ロードバイク側からできる気配り
では、ロードバイクに乗っている側ならできる気配りって何でしょうか。
この2つかなと思います。
✔ 明確な合図を送る。
✔ 道路状況に応じて歩道を活用する。
明確な合図を送る
クルマ同士だと、ライトやハザードランプ、クラクションで合図したりしますよね。
車線変更で譲ってもらったり、譲ったりした時は何かしらの合図を送ったりします。
ロードバイクも同様に、明確な意思表示をすることでクルマとコミュニケーションが取れます。
その一つの方法として手信号を使ってみてはどうでしょうか。
いくつかありますが、使う頻度が高いと思われる2つをピックアップします。
1.お先にどうぞ(後方のクルマに対して)
2.右に曲がります
右に曲がるサインは、路上駐車のクルマを車道側に避けるときなどにも有効かと思います。
片手運転になるので、慣れないうちは無理しないように。
慣れてきたら、手信号と一緒に顔を向けるとクルマも気づきやすく、こちらの意図が伝わりやすいです。
道路状況に応じて歩道を活用する
ロードバイクを含めた自転車は車道を走るのが基本ルールです。
ただ、狭くてクルマが混雑しているような道とか、明らかに自分が原因で渋滞になっている場合などは、一旦歩道に避けるもしくは一回降りて歩道を歩くなどすることで、多少はクルマに配慮出来るかと。
狭い道でクルマの横をすり抜ける時など、初心者のうちは特にバランスを崩しがちなので、そのような時も無理せず歩道を活用した方が安全です。
まとめ
今回は自転車の交通ルールとマナーについて解説しました。
ロードバイクに限らず、自転車すべてに適用されるルールなのできちんと理解したうえで走りたいところです。
車道はクルマ・オートバイ・自転車が一緒に走ります。
歩道は歩行者の方がいます。
お互いに気配りや配慮をしながら、安全運転を心がけましょう!